台所の小酒宴

12月 20th, 2011

台所の小テーブルは幅六○センチ、長さ一八○センチほどの細長さだが、家族それぞれに時間がずれる朝食や遅く帰宅した者の夜食などにかなり頻繁に使われている。またここは私が休日の夕方などに最初の一杯をやる場所でもある。休日にはたいてい遅く起きてブランチをとり、昼頃から書斎にこもって原稿を書く。夕刻になり、そろそろ限界と思うとワープロのスイッチを切り、足が向くのは台所で、冷蔵庫から小瓶のビールを取り出し、プシュッと栓を抜くのは毎度ながら幸せな瞬間である。この時刻は季節にもよるが、西側にあたる前途の窓からさし入る斜陽がビールの泡をきらめかせる。夏は西日を避けるためブラインドを降ろしているが、その隙間から洩れる光の縞の中に居るのもいいし、さらに陽が沈んで庭木の陰に入った頃にブラインドを上げて見る残照も酒の肴である。とはいえ、見る肴だけでは物足りないので、夕食の支度をはじめている妻に「なんかない?」と言うと、まあ何か出てくる。時には作りかけの料理をツマミ食いして叱られたりもするが、そうやって台所に立つ妻とおしゃべりをしながら飲むのは楽しいものである。

他と違う明日葉を使った青汁のサイトできっとアナタの知りたいが見つかります。

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